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環境ニュース[国内]

山梨県南アルプス市 カーボン・オフセットトマト 首都圏でテスト販売を実施

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.06.03 【情報源】地方自治体/2011.05.02 発表

 南アルプス市は、市内のハウス栽培農家と組み、バイオマス生物資源)の木質ペレットボイラーを使って栽培したトマトを首都圏で販売する。二酸化炭素(CO2)排出量を削減したトマトとして売り込む。市によると、消費者はトマト1個を食べることで、1人当たり1日に排出されるCO2の大部分(5kg)をオフセット(相殺)できるという。
 今回の事業は環境省の「オフセット・クレジット制度(J-VER)」に認証された。販売するトマトは5000個で、3月25日から山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」(東京都中央区)を中心に取り扱っている。小箱などに3〜4個詰め、認証ラベルとカーボンオフセットの仕組み図を添える。ハウス栽培で化石燃料の代わりにペレットを使ってCO2排出量削減につなげる。
 同事業でテスト販売される「カーボン・オフセットトマト」の市場での優位性が示されれば、トマトだけでなくさくらんぼなど他のハウス農家への木質バイオマスの普及が期待でき、地球温暖化対策と同時に環境付加価値のついた市のブランド農作物の確立、地域農業の発展に結びつくモデルを構築できると考えている。 総合政策部地球温暖化対策室 TEL:055-282-7409 【山梨県南アルプス市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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