一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

関西電力、福井県若狭地域2カ所に計1000kWになる大規模太陽光発電所を建設

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.12.01 【情報源】企業/2011.11.27 発表

 関西電力は、福井県若狭地域に2カ所で出力合計が約1000kWになる大規模太陽光発電所を建設する。若狭おおい太陽光発電所(仮称)=おおい町=と、若狭高浜太陽光発電所(仮称)=高浜町=で、それぞれ2012年度、2013年度に着工する。両発電所とも海沿いの積雪地帯のため、2010年11月から発電可能量やパネルへの積雪、塩分付着対策などを検証し、準備してきた。

 若狭おおい太陽光発電所、若狭高浜太陽光発電所とも、発電出力は約500kWとなり、それぞれ年間約50万kWhの発電電力量を見込んでいる。両発電所を合わせた発電電力量の100万kWhは、一般家庭300世帯分の年間資料電力量に相当し、CO2排出削減量は年間合計約300tになる見通し。完成は、若狭おおい太陽光発電所が2013年度、若狭高浜太陽光発電所は2014年度を予定する。

 関電は今後、地元の自治体、関係機関と協議して調整しながら、建設に向けた具体的な検討を行っていく。両太陽光発電所の計画によって再生可能エネルギーでの発電によるCO2排出削減を推進すると同時に、大規模な太陽光発電所が電力系統に及ぼす影響の検証にも取り組む。関電は、国内最大となる出力1万kWの堺太陽光発電所(堺市西区)の全面運転を2011年9月に始めている。

 両太陽光発電所の計画を前に関電は、自社施設の原子力研修センター(高浜町)と嶺南変電所(同県美浜町)に研究用の太陽光パネルを設置。パネルの傾斜角度やコーティングを変え、日照条件が厳しく積雪や塩分付着が予測される日本海側での太陽光発電設備設置について1年間調べた。基礎データが得られたことから今回、発電所の建設を決めた。【関西電力(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク