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環境ニュース[国内]

福島県内の公共用水域における放射性物質モニタリング 第2回測定結果公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.02.17 【情報源】環境省/2012.02.17 発表

 環境省は、平成24年2月17日、福島県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの11月15日〜30日採取分の測定結果についてとりまとめ、公表した。
 今回の調査では、福島県内の公共用水域における環境基準点等193地点(河川:113地点、湖沼・水源地:46地点、沿岸・水浴場:34地点)の水質・底質の放射性物質濃度(放射性ヨウ素、放射性セシウム)の他、水質・底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率を測定した。

 結果概要は以下のとおり。

(1)水質(※前回測定結果)
・放射性ヨウ素(ヨウ素131)全地点において不検出(検出下限値:1Bq/L)
 (※全地点において不検出)
・放射性セシウム
河川
 セシウム134:不検出〜3Bq/L(検出下限値:1Bq/L)
 セシウム137:不検出〜4Bq/L(検出下限値:1Bq/L)
 (※セシウム134:不検出〜9Bq/L、セシウム137:不検出〜11Bq/L)
湖沼・水源地)全地点において不検出(検出下限値:1Bq/L)
 (※セシウム134:不検出〜12Bq/L、セシウム137:不検出〜15Bq/L)
(沿岸・水浴場)全地点において不検出(検出下限値:1Bq/L)
 (※全地点において不検出)

<参考>
「原子力施設等の防災対策について(原子力安全委員会)」飲食物の摂取制限に関する指標(飲料水)
 放射性ヨウ素(ヨウ素131):300Bq/kg以上
 放射性セシウム(セシウム134、セシウム137合計):200Bq/kg以上

[2]底質
・放射性ヨウ素(ヨウ素131)全地点において不検出(検出下限値:30Bq/kg(乾泥))
 (※全地点において不検出)
・放射性セシウム
河川
 セシウム134:不検出〜38,000Bq/kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
 セシウム137:不検出〜49,000Bq/kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
 (※セシウム134:不検出〜27,000Bq/L、セシウム137:不検出〜33,000Bq/L)
湖沼・水源地)
 セシウム134:不検出〜31,000Bq/kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/ kg(乾泥))
 セシウム137:不検出〜38,000Bq/kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
 (※セシウム134:不検出〜17,000Bq/L、セシウム137:不検出〜20,000Bq/L)
(沿岸・水浴場
 セシウム134:不検出〜270Bq/kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
 セシウム137:不検出〜360Bq/kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
 (※セシウム134:不検出〜370Bq/L、セシウム137:不検出〜430Bq/L)

[3]周辺環境
・放射性ヨウ素(ヨウ素131)全地点において不検出(検出下限値:30Bq/kg(乾))
・放射性セシウム
河川
 セシウム134:不検出〜49,000Bq/kg(乾)(検出下限値:10Bq/kg(乾))
 セシウム137:不検出〜65,000Bq/kg(乾)(検出下限値:10Bq/kg(乾))
 (※セシウム134:不検出〜48,000Bq/L、セシウム137:不検出〜56,000Bq/L)
湖沼・水源地)
 セシウム134:不検出〜150,000Bq/kg(乾)(検出下限値:10Bq/kg(乾))
 セシウム137:30〜190,000Bq/kg(乾)(検出下限値:10Bq/kg(乾))
 (※セシウム134:30〜26,000Bq/L、セシウム137:26〜32,000Bq/L)
(沿岸・水浴場
 セシウム134:19〜570Bq/kg(乾)(検出下限値:10Bq/kg(乾))
 セシウム137:23〜770Bq/kg(乾)(検出下限値:10Bq/kg(乾))
 (※セシウム134 23〜270Bq/L、セシウム137 33〜300Bq/L)
・空間線量
河川)0.05〜10.64µSv/h
湖沼・水源地)0.05〜19.68µSv/h
(沿岸・水浴場)0.04〜0.36µSv/h

 環境省では、今後、福島県、近隣県等において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川湖沼等の水質、底質等の放射性物質の測定を実施することとしている。

【環境省】

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