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環境ニュース[国内]

京セラ、鹿児島に計画する国内最大のメガソーラープロジェクトをIHIなどと検討

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.04.12 【情報源】企業/2012.04.10 発表

 京セラは、鹿児島市に計画する国内最大のメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトの事業性を検討することでIHI、みずほコーポレート銀行(みずほCB)と基本合意した。70MW(7万kW)の発電容量を予定し、7月の着工を目指す。総投資額は約250億円。IHIが所有する土地に、京セラの多結晶シリコン型太陽電池を設置する。みずほCBは金融面で関わる。

 プロジェクトは「鹿児島七ツ島メガソーラー発電事業(仮称)」と呼び、臨海部の鹿児島市七ツ島に建設する。土地の面積は東京ドーム27個分にあたる127万m2。京セラの高出力型太陽電池モジュールを70MW分の約29万枚設置する。年間で一般家庭2万2000世帯分の消費電力に相当する約7万9000MWh(7900万kWh)の発電電力量を見込み、年間約2万5000tのCO2を削減する。

 発電した電力は、7月1日に施行される再生可能エネルギー全量買い取り制度に基づき、九州電力に売電することを想定する。京セラは、太陽電池モジュール供給と合わせて施工と保守・管理の一部を担当し、IHIは土地の貸与のほか事業運営に取り組み、みずほCBはプロジェクトファイナンスの枠組みを検討。3社それぞれの強みを生かしてプロジェクトを推進していく。

 再生可能エネルギー全量買い取り制度の施行や、電力供給不足対策などから太陽光発電への関心が高まる中、3社は、メガソーラー事業を通して環境と電力問題の解決につなげるため、実施を決めた。今後6月に、京セラが筆頭株主となって事業の特別目的会社を設立し、7月に着工する。IHIに加え、KDDI、九電工、鹿児島銀行、竹中工務店も出資会社として協力する。【京セラ(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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