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環境ニュース[海外]

伊藤忠商事、南アフリカで大規模太陽光発電事業を本格開始、国営電力と売電契約

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.12.04 【情報源】日本/2012.11.30 発表

 伊藤忠商事が37.5%出資する太陽光発電開発のスカテック・ソーラー(ノルウェー)は、南アフリカで大規模太陽光発電事業を本格的に始める。同国政府から2011年12月に優先交渉権を獲得した75MW(7万5000kW)に関して、同国の国営電力会社、エスコムと20年間の売電契約を11月5日付で結んだ。
 太陽光発電所は、南アフリカ北西部の北ケープ地方に建設し、2014年1月の稼働開始を目指している。30万枚を超える太陽電池パネルを105haの敷地に取り付け、年間145GWh(14万5000MWh=1億4500万kWh)以上の発電電力量を見込む。3万5000世帯の消費電力量にあたり、CO2削減効果は12万5000tに及ぶ。
 総事業費は約2億ユーロ(約214億円)で、南アフリカの銀行と締結した融資契約に基づき、第1回の融資実行を11月19日に受けた。発電事業で得られる利益の一部は教育や公衆衛生向上のために活用する。スカテック・ソーラーは、5月に実施された入札でも計115MW(11万5000kW)の優先交渉権を落札した。
 南アフリカは電力供給拡大が課題になっている一方、石炭火力の依存度が85%にのぼることから、2020年までに再生可能エネルギーを6GW(6000MW=600万kW)に高める計画。同国はアフリカ大陸の40%以上の発電量を占める。スカテック・ソーラーは、同国を中心にアフリカや、他の新興国で事業を推進する。【伊藤忠商事(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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