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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、CIS薄膜太陽電池供給の鹿児島の大規模発電所が運転開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.12.05 【情報源】企業/2012.11.30 発表

 昭和シェル石油の100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアがCIS薄膜太陽電池モジュールを供給した鹿児島県出水市の大規模太陽光発電所(メガソーラー)が、11月30日に運転を始めた。周辺には世界有数のツルの飛来地があり、メガソーラーの建設地としては、非常に珍しい事例となる。7月から建設してきた。
 メガソーラーは、「下水流(しもずる)発電所」の名で、現時点で鹿児島県で最大級となる1MW(1000kW)の設置容量がある。約2haの敷地に約6700枚の太陽電池モジュールを設置した。年間で約1220MWh(122万kWh)の発電電力量を見込み、発電電力は全量、九州電力に売電する。地元有志らが出資する会社が発電事業者となる。
 この地域は、毎年10月半ばになるとナベヅルやマナヅルなど1万羽のツルがシベリアから越冬のためにやって来ることで知られ、人里近くでツルの大群が見られる世界的にもまれな場所とされる。ツルの姿と、鳴き声、羽音の合奏が冬の風物詩となり、環境省の「残したい日本の音風景100選」に「出水のツル」として選ばれている。
 ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池モジュールは黒一色のデザインが特長で、環境調和型のメガソーラーになったという。ソーラーフロンティアの平野敦彦・取締役常務執行役員は「日本を象徴するツルの越冬地にパネルが選ばれたことは喜ばしい。CIS薄膜太陽電池モジュールは周辺環境や景観に調和している」とコメントした。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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