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環境ニュース[国内]

三菱商事、イタリアで太陽光発電事業に参画、事業会社に産業革新機構と計85%出資

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.03.22 【情報源】企業/2013.03.19 発表

 三菱商事は、イタリアで太陽光発電事業に参画する。同国内で19カ所の発電所を運営している同国の太陽光発電事業会社、 ソーラーホールディング(ミラノ)の株式を譲り受け、官民投資ファンドの産業革新機構(INCJ)とともに計85%出資して積極的に事業展開する。太陽光発電先進国のイタリアで発電事業のノウハウの蓄積を進める。
 ソーラーホールディングには、イタリアと他の地域で開発から運営管理を含めた太陽光発電事業を手掛けるソーラーベンチャーズ(ミラノ)が100%出資していたが、今回、85%を三菱商事・INCJに売却。ソーラーホールディングの出資比率は、三菱商事が50%、INCJ35%、ソーラーベンチャーズ15%となり、3社の合弁会社として運営する。
 ソーラーホールディングはこれまでに10万kW以上の太陽光発電所を開発し、現在は19カ所・計4万2000kWを保有する。地域別では北部のピエモンテ州に2万2000kW、中部のトスカーナ州に1000kW、南部のプーリア州8000kW、サルデーニャ島のサルデーニャ州1万1000kWとなる。合わせて年間5800万kWhを発電し、約2万世帯に電力供給している。
 イタリアは日本の約1.25倍の日射量があることなどから太陽光発電導入量が約1600万kWと多く、ドイツの約3200万kWに次いで世界第2位になっている。三菱商事、INCJともイタリアでの太陽光発電事業への参入は初めて。三菱商事とINCJ、ソーラーベンチャーズの3社は、同国で10万〜15万kWの発電容量の追加取得を検討し、事業拡大を目指す。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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