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環境ニュース[海外]

栃木県 日光湯元、塩原、那須大丸 温泉発電の可能性調査

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.04.05 【情報源】日本/2013.03.27 発表

 メガソーラー(大規模太陽光発電所)事業や小水力発電など再生可能エネルギー事業を進めている栃木県は、豊富な温泉資源を活用した温泉発電(バイナリー発電)の導入可能性を探り、2月27日の県議会農林環境委員会で報告した。
 県地球温暖化対策課によると、温泉発電導入の可能性を検討するため、日光湯元、川俣、塩原など5地域の温泉23カ所について、温泉の温度や湧出量を調べ、源泉所有者から温泉の利用や立地状況などを聞き取った。その結果、温度70℃以上で湧出量が毎分50ℓ以上の源泉で、所有者の意向も踏まえ、温泉発電の可能性がある地域として、日光湯元、塩原、那須大丸の3カ所に絞り込んだという。
 温泉発電は、既存の温泉の廃熱を利用し、低沸点の媒体を気化してタービンを回すため、低温でも発電可能で、地熱発電のような温泉の温度低下や枯渇などの影響もない。発電設備は小規模で済み、1基当たりの発電能力は50〜100kWという。
 県内には全国10位の625本の源泉があり、温泉発電は有力な再生可能エネルギーの一つになり得るとみている。今後、県は事業への参入を呼びかけていく方針だ。 環境森林部地球温暖化対策課 TEL:028-623-3187 【栃木県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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