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環境ニュース[海外]

JX日鉱日石エネルギー、米太陽電池メーカーと日本での販売でパートナーシップ協議

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.04.15 【情報源】日本/2013.04.10 発表

 JX日鉱日石エネルギーは、米国の太陽電池メーカー、ファーストソーラー(アリゾナ州)と、同社が製造を予定している結晶シリコン系高効率太陽電池モジュールの日本市場での販売事業に関してパートナーシップ契約の協議を始めた。今後、JXエネルギーは日本での太陽電池モジュールの独占販売権取得に向けて話し合いを進める。
 ファーストソーラーは、JXエネルギーが筆頭株主になっている米国の太陽電池ベンチャー、テトラサン(カリフォルニア州)の技術を利用して生産する。テトラサンは、結晶シリコン系高効率太陽電池セルを低コストで製造する独自技術の開発を行っている。JXエネルギーは2009年にテトラサンに出資し、研究開発活動を支援してきた。
 今回、テトラサンの技術による結晶シリコン系太陽電池セルの生産工程の確立にめどが立ったため、世界有数の量産技術を持つファーストソーラーが主導して早期に量産化することにした。ファーストソーラーが製造を受け持つ形となり、ファーストソーラーはテトラサンを買収する。テトラサンとJXエネルギーを含む株主と合意した。
 テトラサンの技術でファーストソーラーが生産する太陽電池モジュールはコストが抑えられ、JXエネルギーは日本での独占販売を目指す。JXエネルギーは、太陽光発電の販売・発電事業を重点分野に位置付け、独自のマンション向け戸別太陽光発電システムをはじめとするシステム販売や、大規模太陽光発電事業などを推進している。【JX日鉱日石エネルギー(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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