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環境ニュース[国内]

凸版印刷、新群馬工場の緑化計画が工場では初の「都市開発版SEGES」認定取得

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.04.17 【情報源】企業/2013.04.12 発表

 凸版印刷が建設中の新群馬工場(仮称)=群馬県明和町=の緑化計画が、工場の敷地内として初めて、財団法人都市緑化機構の「社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES)」で「緑の保全・創出により社会・環境に貢献する開発事業(都市開発版SEGES)」の認定を取得した。「地域の生態系ネットワークの生産拠点」をコンセプトに計画した。
 新群馬工場は包装材料を生産する工場で、2014年3月の完成を予定する。敷地全体に約500本の高木、約2000本の中木、約5000本の低木を植樹して30%以上の緑地率を確保。緑地面積は約4万5000m2に及ぶ。舗装面などに降った雨水を植栽土壌を通じて浄化・地下浸透させるシステムも採用し、雨水が地面に浸透する透水面積率で約50%を目指す。
 緑地は、生態系ネットワークを意識して地域の植生で地元の森を再現する「雑木の森ゾーン」、防風林などの景観をデザインした「風の森ゾーン」、花や緑の多様な特性を生かした「花の森ゾーン」で構成。雑木の森ゾーンは希少な蝶のミドリシジミの誘引を目標にし、花の森ゾーンは桜並木を中心にツツジや地元の特産物のシクラメンを導入し、地域の景観づくりに貢献する。
 完成後は、緑地内発生材の有効活用や生物多様性促進設備を利用し、近隣に向けた環境教育イベントも検討する。こうした計画が高く評価され、都市開発版SEGESに認証された。SEGESは貢献度の高い優れた緑を評価する制度で、企業などが積極的に保全・維持・活用する緑地を認定。都市開発版SEGESは都市開発での緑地創生計画を対象にする。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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