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環境ニュース[国内]

三菱地所、「新丸ビル」で入居する旭硝子などとデマンドレスポンスの実証事業開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.05.30 【情報源】企業/2013.05.28 発表

 三菱地所は、所有する「新丸の内ビルディング」(東京・千代田)で、入居する旭硝子、三菱UFJリースとともにデマンドレスポンス(需要応答)の実証事業を始める。電力使用の「見える化」と省エネ制御を行い、主に専用部の照明の需給を調整する。電力使用のピークカットに加え、デマンドレスポンスの省エネへの活用を検証する。
 東京都が募集したテナントビルでのデマンドレスポンス実証事業として、7月から2014年3月まで実施する。テナントの満足度を低下させることなく電力使用量の削減やエネルギー利用の管理精度を向上させることが狙いとなる。実証事業では平時、需給逼迫時、災害時のそれぞれの状況について就業者、テナントと協力して需給調整する。
 平時はエネルギーを「見える化」し、就業者が節電メニューを選んで自主的に照明の省エネを図り、設定した節電目標に届かない場合、就業者への動機付けによって一層の節電が可能かどうか、効果を検証する。災害時を想定した実証では電力使用が制限される環境を模し、テナントが事業を継続しながら節電できる可能性があるか調べる。
 実証は新丸ビル内の専用部4フロアを対象に、照明機器を遠隔制御する。三菱地所はこれまでも省エネ型の次世代オフィスの開発を進めてきたが、テナントとやり取りしながら専用部の照明機器を直接制御する取り組みは初めてとなる。実証結果を基に、新丸ビル近くの大手町、丸の内、有楽町地区で新たに開発するビルでの展開も検討する。【三菱地所(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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