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環境ニュース[国内]

大阪ガス、実験集合住宅の新たな居住実験で次世代エネルギーシステムの実証を開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.03.11 【情報源】企業/2013.03.07 発表

 大阪ガスは、実験集合住宅「NEXT21」(大阪市天王寺区)の新たな居住実験として、次世代エネルギーシステムの実証を6月に始める。家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを使った電力・熱の住戸間の融通や再生可能エネルギーの活用、電力需給のひっ迫を緩和するデマンドレスポンス(需要応答)対応などに関して5年間実施する。
 NEXT21は、近未来の都市型集合住宅の提案を目的に1993年10月に建設した。地上6階、地下1階建てで延べ床面積は4577m2、住戸数は18戸。大阪ガスの社員と家族が実際に居住し、1994年4月からテーマを設定して5年間ずつ、計15年にわたって省エネ・環境保全などについて実証実験を行い、商品開発に役立ててきた。今回は実験の第4段階となる。
 第4段階では住まい、エネルギーシステムの2分野で実験。エネルギーシステムでは、住戸の家庭用燃料電池をできる限り定格で高効率運転し、余剰電力を融通したり蓄電池にためて利用するほか、家庭用燃料電池と太陽熱パネルからの温水を組み合わせて給湯の省エネを図る。デマンドレスポンスでは節電要請とコージェネの発電増加運転をする。
 太陽電池、家庭用燃料電池、蓄電池の3電池システムや、太陽光発電と次世代型住宅エネルギー管理システム(HEMS)による省エネも実施。さらに、台所の生ゴミから発生させるバイオガスを都市ガスに混合してガスエンジンコージェネの燃料に活用する。大阪ガスは、各種実験を通して有効性や省CO2効果の確認、実用化への課題抽出を進める。【大阪ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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