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環境ニュース[国内]

丸紅、産業革新機構と共同保有する欧州の洋上風力据え付け会社の日本子会社を設立

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.06.05 【情報源】企業/2013.06.03 発表

 丸紅は、産業革新機構と共同で保有する欧州の洋上風力据え付け会社、シージャックス・インターナショナルの日本子会社を5月31日設立した。シージャックスの100%グループ会社となり、日本とアジア地域の洋上風力発電市場での事業展開が目的となる。再生可能エネルギーへの関心の高まりから、日本で多数の洋上風力発電所が計画されていることに対応する。
 シージャックスは英国ノーフォーク州グレートヤーマスに本社を置き、洋上風力発電のタービンと付帯設備の据え付けや、洋上オイル・ガスプラットホーム向けのサービス事業を手掛ける。丸紅は2011年11月に英国の洋上風力発電所に参画した後、2012年5月にシージャックスを買収。特殊船を使った洋上風力発電所据え付け事業に参入した。
 シージャックスは欧州で830MW(83万kW)以上の洋上風力発電タービン機器などの据え付け実績があり、現在、ドイツで288MW(28万8000kW)の大型洋上風力発電所を建設している。日本子会社では、シージャックスのこれまでの経験・技術と丸紅の事業ノウハウを生かし、日本とアジア市場向けに特殊船の新造や現有特殊船の展開を進める。
 日本で洋上風力発電が中長期的に主要な発電形態の1つになると予想されるほか、アジア地域でも政府の支援などで発電所の新規建設が見込まれる。将来はアジアにも欧州と同じ規模の市場ができると期待され、日本子会社は積極的に事業を推進する。丸紅は、海外で累計9万6000MW(9600万kW)の発電所のEPC(設計・調達・建設)実績を誇る。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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