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環境ニュース[国内]

パナソニック、社宅でスマートマンションの実証実験を開始、事業拡大に向けて検証

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.06.17 【情報源】企業/2013.06.13 発表

 パナソニックは、大阪府交野市とさいたま市の社宅でスマートマンション(次世代型環境配慮マンション)の実証実験を6月中旬に本格的に始める。エネルギー管理システムを導入し、スマートマンション事業拡大に向けて技術を検証するとともにサービス開発に役立てる。関東と関西の地域特性も含め、節電効果を最大にする方法を探る。
 実証実験は約100世帯を対象にする。電気設備・家電を自動制御するパナソニックの機器「AiSEG(アイセグ)」やエネルギー計測ユニット、タブレット端末を各戸に導入する。分電盤の電力を計測し、個別の家電の電力計測データや温度・湿度、照度、人感センサーからのデータをサーバーで収集して電気の使い方や節電行動などを分析する。
 各戸には遠隔制御できるエアコンも入れ、節電行動への影響を調べる。共用部でも照明やエレベーターなどの電力を計測して収集・分析する。今後、共用部への産業用蓄電システムの導入を検討する。便利で快適な省エネを実現することに加え、需要家の消費電力量を調整して電力の需給バランスを図るデマンドレスポンスにも対応させる。
 電力不足と省エネ意識の高まりを背景に、電力需給のバランスを維持しながら無理なく省エネ・節電できるスマートマンションのニーズが急増すると判断した。居住者の節電行動を促して節電効果を最大にする情報や奨励策について、地域差も合わせて検証する。2年間実験し、スマートマンション用のエネルギー管理事業強化につなげる。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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