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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、宮崎第2工場を再開、年内に新型太陽電池の生産開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.07.04 【情報源】企業/2013.07.01 発表

 昭和シェル石油の100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、一時休止していた宮崎第2工場(宮崎市)を再開し、7月1日に本稼働させた。当面は従来仕様の住宅向けCIS薄膜太陽電池モジュールを手掛けるが、新開発した新型太陽電池モジュールの商業生産に向けた調整を行い、年内には国内市場向けに生産を始める。
 宮崎第2工場は年産60MW(6万kW)の能力があり、2009年に商業生産を開始した。その後、年産能力900MW(90万kW)と日本最大規模の国富工場(宮崎県国富町)が2011年2月に商業生産を始め、同年7月に全ラインが稼働したことから、2012年末に生産拠点を国富工場に集約して一時休止した。それまでは国富工場実現のベースになっていた。
 宮崎第2工場は休止後、ソーラーフロンティアの研究開発拠点になっている厚木リサーチセンター(神奈川県厚木市)で開発した新型太陽電池モジュールを生産するための評価を実施してきた。今回、新型を生産するめどが立ったことから再開を決めた。新型の詳細は明らかにされていないが、画期的な太陽電池モジュールになるという。
 宮崎第2工場の再開は、国内市場で高まるCIS薄膜太陽電池の需要に応える意味もあり、新型太陽電池モジュールの生産を始めるまでの間、従来仕様の太陽電池モジュールを製造して生産体制を強化する。CIS薄膜太陽電池は銅(C)、インジウム(I)、セレン(S)を使った次世代型で、設置容量あたりの実発電量の高さが特長になっている。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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