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環境ニュース[国内]

シャープ、タイの建設大手とともに受注した同国最大規模となる太陽光発電所が完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.05.31 【情報源】企業/2013.05.29 発表

 シャープがタイの建設最大手、ITD/ITEとともに受注して建設してきた同国最大規模となる太陽光発電所が5月に完成した。出力は、隣接地に2012年3月に完工している設備と合わせて計約84MW(8万4000kW)になる。三菱商事100%子会社で東南アジアと台湾の発電事業を統括するDGAなどが出資する独立発電事業者(IPP)NEDが発電事業を運営する。
 完成した太陽光発電所はタイ中部のロッブリ県にあり、今回は約32haの敷地に出力約10.3MW(1万300kW)分の薄膜太陽電池モジュールを設置した。シャープは太陽電池モジュール、周辺システム、架台の調達と設置指導、メンテナンスを担当。ITDとその関連会社で電気設備供給やビル・工場の設計を手掛けるITEが土木・建設工事を受け持った。
 隣接する約184haの敷地には約73.2MW(7万3200kW)の太陽光発電所があり、両方で面積計約216ha、出力は約83.5MW(8万3500kW)となる。モジュールは、タイの暑い気候に対応し、結晶太陽電池より高温時の温度特性に優れる薄膜太陽電池モジュールを採用。両方の設備を合わせて約64万枚の薄膜太陽電池モジュールと周辺システムを取り付けた。
 発電所の保守・メンテナンスは、アジア地域の大規模太陽光発電所の保守業務を目的に2011年3に設立したシャープ子会社のSSMAが実施し、教育・訓練を受けた専任者がシステム全体の点検・保守を行う。シャープはタイ最大規模の太陽光発電所完成を弾みに、今後も需要拡大が見込める日本や新興国市場で設計、モジュール・周辺システムの調達から発電所建設、保守・メンテナンスまで一貫して提供する事業モデルを推進する。【シャープ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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