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環境ニュース[国内]

東芝、米国でスマートメーターを活用したデマンドレスポンスの実証実験を開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.07.22 【情報源】企業/2013.07.18 発表

 東芝は、米国南西部のニューメキシコ州で、スマートメーター(次世代電力量計)を活用した夏のデマンドレスポンス(需要応答)の実証実験を7月22日に始める。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が同州政府などと日米スマートグリッド(次世代送電網)実証プロジェクトを実施している地域のロスアラモス郡で行う。
 実証実験には、スマートメーターを設置したロスアラモス郡の1600世帯のうち約820世帯が参加する。翌日の気温や電力需給の予測に基づいてデマンドレスポンス実施を連絡し、各家庭では電力使用量が増えることが予想される夕方の時間帯にエアコンの温度設定を変更したり外出時間の調整などで節電を図り、ピーク時間帯の電力使用を抑える。
 参加家庭は、電力ピーク時に電力料金が平常時の数倍になる「CPP」方式、ピーク時に抑制した電力使用量に応じて報奨金が支払われる「PTR」方式、均一料金方式の中から支払い方法を選ぶ。実証実験では、支払い方法に応じた各家庭の行動を検証すると同時に、自らCPPとPTRを選択できる場合と、事前に指定された際の電力削減効果も調べる。
 実証実験は、9月30日までの間の電力需給逼迫が予想される14日程度を予定し、午後4〜7時を対象時間帯にする。実験には東芝のグリッド監視システムを中心に、グループ会社でスイスのスマートメーター大手、ランディス・ギアのスマートメーターや総合管理システム、メーターデータ管理システムなどを使用する。今冬の実験も予定している。【東芝(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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