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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、「カローラ」でHVモデル、燃費は33.0km/L

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.08.08 【情報源】企業/2013.08.06 発表

 トヨタ自動車は、小型車「カローラ」にハイブリッド車(HV)モデル追加し、8月6日発売した。燃費は、実際の走行に近いJC08モードでガソリン1Lあたり33.0kmと、クラストップ水準となる。セダンの「アクシオ」とワゴンの「フィールダー」を販売する。大衆車の代名詞にもなっているカローラにHVを投入することで、HVの一層の普及を図る。
 排気量は1.5Lで、小型・軽量で高効率のハイブリッドシステムを搭載する。燃費効率に優れる内燃機関や排気ガスを再循環させるシステムなどで高い燃費性能を実現した。冷却水のポンプを電動にしてベルトをなくし、摩擦抵抗を低減するとともに、冷却水の流量を緻密に制御して燃費向上につなげた。ニッケル水素バッテリーを採用した。
 バッテリーを後部座席の下に配置してガソリン車と同等の居住性を確保し、荷室のスペースもガソリン車と同じにした。燃費を優先して制御する「エコドライブモード」と、モーターだけで走行する「EV(電気自動車)ドライブモード」を切り替えられる。HVの静かな接近を歩行者に知らせる車両接近通報装置も備える。
 夜間の視認性向上と運転負荷軽減のための装備や、微粒子イオンを放出するエアコンなどはガソリン車から受け継いだ。アクシオは192万5000円から、フィールダーは208万5000円からとなる。販売目標はアクシオが月間1000台、フィールダーは1500台。タイヤはブリヂストンが低燃費型の「ECOPIA(エコピア)EP25」を納入する。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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