一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

佐川急便、環境負荷低減を目的に大型天然ガストラックを導入、幹線輸送に使用

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.10.31 【情報源】企業/2013.10.28 発表

 佐川急便は、環境負荷低減を目的に大型の天然ガストラックを導入し、幹線輸送に使用する。従来から積極的に活用している小型天然ガストラックに加えて新たに大型を採用し、CO2排出量を削減する。都市ガス事業者団体の日本ガス協会が2012年に実施した大型天然ガストラック実証事業に協力し、幹線輸送に対応可能と実証された。
 佐川急便は大気汚染物質削減と温暖化防止を狙いに低公害車の導入を推進し、1997年から天然ガストラックを採用している。天然ガストラックは、CO2や窒素酸化物(NOx)の排出量が少ないうえ、粒子状物質(PM)を全く排出しないことが特長だ。9月現在で4041台を保有する。2011年9月には保有台数の世界一に認定されている(国際天然ガス自動車協会調べ)。
 佐川急便がこれまで導入してきたのは量産されている小型天然ガストラックが中心だったが、今回日本ガス協会の実証結果を受け、大型天然ガストラックを2014年3月をめどに3台購入することにした。埼玉−仙台、東京−名古屋、名古屋−京都の3路線の幹線輸送に投入する。これによって年間約11tのCO2排出削減効果を見込んでいる。
 佐川急便は、東京ガスなどのガス事業者や一般財団法人環境優良車普及機構と共同で環境省と国土交通省の連携事業に応募し、「大型CNG(圧縮天然ガス)トラックを活用した低炭素中距離貨物輸送のモデル構築事業」に採択された。車両購入費用には同事業に交付される補助金を利用する。今後も低公害車と輸送の高効率化を進める。【佐川急便(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク