日本アジアグループ傘下企業が静岡県の浄化センターで屋上設置型太陽光発電所を開発・運営

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.11.08 【情報源】企業／2013.11.05 発表

　日本アジアグループ傘下で不動産・再生可能エネルギー活用の国際ランド＆ディベロップメントは、静岡県富士市の浄化センターの屋根に太陽光発電所を開発する。同県最大級の屋上設置型で、2014年10月から稼働する。富士市、屋上設置型開発のソーラーパワーネットワーク（SPN、東京港区）との間で11月5日に協定を結んだ。
　屋上設置型太陽光発電所は、富士市西部地区の汚水を処理する下水処理場の「市西部浄化センター」に設置し「富士市西部浄化センター太陽光発電所（仮）」と呼ぶ。住宅の太陽光発電システム約510世帯分に相当する約1.7MW（1700kW）の出力があり、年間で約164万kWhの発電量を想定している。5163枚の単結晶太陽電池パネルを使う。
　富士市が公募した「富士市終末処理場屋根貸し太陽光発電事業」で国際ランドとSPNの共同事業体が採択された。国際ランドが設計・調達・建設（EPC）と運転・保守点検（O＆M）業務を担当する。この事業は、再生可能エネルギーの利用促進、災害時の非常用電力の確保、施設の有効利用、地球環境問題への取り組み−−を目的にしている。
　日本アジアグループは、地域特性に合った大規模太陽光発電所を全国で開発するとともに施設を活用した地域づくりを進め、西部浄化センターでも環境教育や防災対策を実施する。国際ランドは太陽光発電システム導入の一括請負業者としてEPC（設計・調達・建設）、O＆M（運転・保守点検）を手掛ける。SPNはカナダに本社があり、同国で多数の屋上設置型太陽光発電所を開発している。【住友林業（株）】