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環境ニュース[国内]

ホンダ、近距離移動用の超小型EV開発、熊本県やさいたま市での社会実験に導入

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.11.22 【情報源】企業/2013.11.19 発表

 ホンダは、近距離移動用の超小型電気自動車(EV)「MC-β(エムシーベータ)」を開発した。熊本県、さいたま市、沖縄県宮古島市で各自治体と共同で11月に始めた社会実験に、順次導入する。実験では、各地域の街づくりや移動の課題に対し、社会システムとして求められる超小型モビリティー(移動手段)の使い方やニーズについて探る。
 MC-βは、国土交通省の主導で検討されている超小型モビリティーの車両区分と、欧州の二輪車「L7カテゴリー」を視野に入れる。 全長2495mm、全幅1280mm、全高1545mmの車体にリチウムイオンバッテリーを搭載する。モーター出力は定格6kW、最大11kWで最高速度は時速70km以上、最大航続走行距離80km以上、充電時間は200Vで3時間以下となる。
 床下にバッテリー、後部にモーター、コントローラーなどをコンパクトに収納した。重量がある部品を低位置に配置することで超小型・軽量でも安定した走りを可能にした。超小型ボディーでありながら、運転席の斜め後ろにもう1つ座席を置くシートレイアウトの採用で大人2人が快適に座れる空間と、多目的に利用できるスペースを確保した。
 歩くには遠いものの自転車は不便といった近距離移動用に位置付け、郊外での通勤や、保育園・幼稚園への送迎、高齢者の移動支援、都市部のカーシェアリング、観光地の移動手段などでの活用を想定し、暮らしに密着した車を目指す。自治体との社会実験では、地域特性に応じたさまざまな用途の可能性のほかCO2排出低減効果などを検証する。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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