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環境ニュース[国内]

NEC、玉川事業所のスマート化プロジェクトの第1期完了、省エネシステムを実証

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.05.29 【情報源】企業/2014.05.26 発表

 NECは、玉川事業所(川崎市中原区)のスマート化プロジェクトの第1期整備を完了し、運用を始めた。同社中央研究所が入居するビル(9号館)に、オフィスの省エネ性と快適性を両立させるエネルギー管理システムなどを構築・実証する。自社のCO2排出量削減を進めるとともに、ノウハウをソリューションとして提供し、事業拡大につなげる。
 オフィスの消費電力量を「見える化」するサービスと、電力量を高精度に計測する分電盤を各フロアに設置した。執務スペース・会議室などのエリアや部門・グループ単位で消費電力量を細かく把握する。温度・湿度・照度センサーに加え、人体を検知するセンサーを天井に設け、3.6m四方単位の人数に応じて空調・照明を適切に制御する。
 タブレット端末に室内温度を示して勤務者が寒い・暑いを入力するシステムで、エリアごとにきめ細やかな空調制御を行う。タブレット端末に入力された、温・湿度、所在人数、快適度などの情報は、ビルエネルギー管理システム(BEMS)に蓄積する。省エネ目標を守りながら快適性の高い空調自動制御を実現するエネルギー需要予測機能を開発する。
 玉川事業所では引き続き、需要予測機能の開発のほか太陽光、風力、小水力など再生可能エネルギーの導入や、20kWhの蓄電システム整備などに取り組み、9号館のエネルギー利用量半減を目指す。プロジェクトに採用した製品・サービス、技術はショールーム「NECイノベーションワールド(品川)」(東京・港区)で5月29日から展示する。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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