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環境ニュース[国内]

積水ハウス、東北工場で「防災未来工場化計画」、平常時はエネルギー使用削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.06.02 【情報源】企業/2014.06.02 発表

 積水ハウスは、宮城県色麻町の東北工場で「防災未来工場化計画」を始める。最新のエネルギーシステムを構築し、平常時のエネルギー使用削減と、災害時の電力供給を可能にする。防災備蓄の強化も図り、地域のオーナーの緊急サポート拠点にするほか、避難所の機能を持たせる。必要最低限の電気、水、ガスを確保し、同町との連携も進める。
 既設の太陽光発電設備に加え、新たに出力500kW、容量2000kWhの大型蓄電池、出力225kWのガスエンジン発電機を備える。併せて、プラグインハイブリッド車(PHV)、工場エネルギー管理システムを導入する。契約電力を一般家庭約233世帯分にあたる700kW下げられ、電力ピークカットができる。工場設備のエネルギー利用の「見える化」で省エネ意識も高める。
 災害が発生した時は、蓄電池、発電機、太陽光発電の各電源から事務所棟と避難所にする建物に電力を供給する。PHVは、電力供給源とともに初動対応の移動手段に活用する。こうした取り組みで平常時に環境に配慮した災害に強い工場を実現する。設備は2015年2月までに稼働させる。費用は4億6000万円となり、2億2500万円は補助金をあてる。
 避難所にする建物には250人が寝泊まりできるスペースを確保し、7日分の防災備蓄を用意する。住民や地域組織と実践的な防災訓練も定期的に開催し、色麻町、住民、地域組織で構成する防災協議会に参画して地域の被災者支援拠点として活動する。積水ハウスは、東北工場を先進モデルにして全国の工場や物流拠点で防災未来工場化を推進する。【積水ハウス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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