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環境ニュース[国内]

川崎重工、グループ企業が超省エネ型のジェネリンク発売、ガス燃料の消費量を削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.06.23 【情報源】企業/2014.06.18 発表

 川崎重工グループでボイラー、空調機器の川重冷熱工業は、超省エネ型のジェネリンク(廃熱投入型ナチュラルチラー=吸収冷温水機)「Efficio(エフィシオ)」NZJ型を7月に発売する。業界トップの定格時燃料削減率を達成し、ガス燃料の消費量をより削減する。ジェネリンクは、ガスコージェネレーション(熱電併給)の廃温水を利用する吸収冷温水機を指す。
 エフィシオNZJ型は、2013年4月に発売したナチュラルチラーのエフィシオNZ型に、独自の廃熱温水熱交換器を組み込んだジェネリンクで、コージェネから発生する廃温水を活用する。NZ型の高効率性能を引き継ぐとともに、ジェネリンクとして適正化し、廃熱回収量を従来機「Σ(シグマ)TZJ型」より大幅に増やした。廃温水がない場合と比べ、ガス消費量を41%削減する。
 NZ型を継承したことで、低負荷領域から高負荷領域まで効率的に運転でき、省エネを図る。省エネ制御機能も引き継ぎ、付帯設備を含むシステムの効率を高められるほか、定格運転時の冷却水量を70%に減らした仕様にも対応する。これにより、冷却水ポンプの消費電力をさらに削減できる。併せて、シグマTZJ型と比較して約20%軽量化したため、搬入や既設基礎の強度対策費用の削減にもつながる。
 ナチュラルチラーは、ガスや油を燃料に、水を冷媒に使用した冷暖房用機器で、ホテル、ビル、学校、病院、工場などで幅広く使われている。電気空調に比べ消費電力が少なく、ピークカットにも役立つ。ジェネリンクは、コージェネの導入が拡大する中、エネルギーが有効利用できる機器として期待されている。エフィシオNZJ型は281kW〜3517kWの18機種をラインアップした。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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