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環境ニュース[国内]

サントリー酒類・アサヒビールなど、「擦り傷対策びん」導入でCO2排出量削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.07.11 【情報源】企業/2014.07.08 発表

 サントリーホールディングス傘下で酒類のサントリー酒類と、アサヒビール、サッポロビールのビール3社は、3社共通のビールの中瓶(500mL)で、「擦り傷対策びん」を10月から順次導入する。環境負荷低減と容器品質の向上が目的で、従来の中瓶より軽量化することで、CO2排出量の削減につなげる。
 現行のビールの中瓶は、製造時や配送時に、瓶の側面や瓶に貼ったラベルに擦り傷が発生することが課題になっていた。擦り傷対策びんは、瓶の胴部分のラベルを貼る場所を他の部分と比べて0.2〜0.3mm程度凹ませ、擦り傷が発生しやすい面積を減らす。
 これによって瓶に貼ったラベルを保護し、ラベルの擦り傷を減らして容器の品質を高める。擦り傷対策びんは1本あたり、現行より10g軽くなる。3社のビールの中瓶すべてが擦り傷対策びんに切り替わった場合、製造時の瓶の原料削減と、配送時の軽量効果によって3社合わせて年間約175tのCO2排出量が削減できる。
 3社は同じ形状のビール瓶を使い、協力してリユースを進めている。回収、洗浄後に繰り返し利用することで環境負荷を低減する。2013年には3社で、約4億2000万本の中瓶製品を出荷した。擦り傷対策びん導入後も、環境配慮の観点から使用可能な従来の瓶も再利用するため、すべてが切り替わる時期は未定という。【サッポロビール(株)】【サントリー酒類(株)】【アサヒビール(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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