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環境ニュース[国内]

パナソニックシステムネットワークス、太陽光発電所向け無線計測システム販売

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.12.11 【情報源】企業/2014.12.09 発表

 パナソニックグループで通信・セキュリティー機器のパナソニックシステムネットワークスは、太陽光発電所向けの無線型ストリング計測システムの販売を12月に始める。太陽電池モジュールの故障や影、雑草など外的影響を早期に発見して保守・メンテナンス作業を効率化し、発電損失を軽減する。発電開始した後からでも設置できる。
 ストリングは、太陽電池モジュールを複数枚並べて直列接続した1つのブロックを指す。大規模太陽光発電所(メガソーラー)は太陽電池モジュールが多く、従来のパワーコンディショナー(電流変換器)単位での管理では不具合の発見が遅れる。そのため発電ロスがあったり、点検に時間がかかるなどの課題があった。このシステムではストリング単位で問題が分かる。
 無線方式にすることで、発電を始めた後にストリング単位で計測したいという要望に応えた。太陽電池モジュールから計測機器に電源を供給するため接続箱への収納や電源工事が不要で、容易に取り付けられる。同時に、太陽光発電所内に新たなケーブル敷設の必要もない。各ストリング単位のデータは計測子機から親機に無線送信する。
 ストリング単位で断線、電流の低下、影の影響、温度の異常が発見できる。データ計測・収集、異常検知に加え、遠隔監視用のネットワーク、ネットワークカメラなどによって太陽電池モジュールの状態や不正侵入者の感知など監視サービスを提供する。メガソーラーで実証試験を行い、多くの異常検知事例を確認して商品化した。【パナソニック システムネットワークス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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