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環境ニュース[国内]

三菱重工・三菱商事・日立など、カタール初の地下鉄システムの受注の内示を獲得

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.02.25 【情報源】企業/2015.02.20 発表

 三菱重工業、三菱商事、日立製作所、近畿車両と、フランス電機大手のタレスで組織する5社の企業連合は、カタールのカタール鉄道から同国初めての地下鉄システムの受注の内示を2月20日に獲得した。対象は「ドーハメトロ」と呼ぶ首都ドーハを走行する地下鉄だ。都市交通システムとして世界最大規模のプロジェクトで、2019年10月の完成を予定する。
 ドーハメトロはレッド、グリーン、ゴールドの3路線で総延長約86km、32の駅がある。52kmは地下を走る。2014年4月に開港した新ドーハ国際空港や旧市街、市内主要部を結ぶ重要な交通インフラとして、人口や自動車の急増で深刻化するドーハの交通渋滞解消を図る。入札から11カ月間の詳細交渉を経て、各社の技術力と納入実績が評価されて内定した。
 全自動無人運転の鉄道システム一式で受注の内示を受けた。225両・75編成の車両に加え、信号、受配電、通信設備、プラットホームドア、軌道工事、トンネル換気、検修設備、車両基地建設などを一括して実施する。三菱重工が連合のリーダーを務め、各種設備、工事を供給するとともに、プロジェクト管理とシステムインテグレーションを担当する。
 三菱商事と近畿車両は車両、日立はインフラの安全性を測定する総合検測車や一部メンテナンス設備を手掛け、タレスは信号、通信・保安システムなどを供給する。ドーハメトロは将来、約140kmの延伸も計画する。中東湾岸諸国の大都市では同様の都市交通システムの計画があり、連合各社は今回を弾みに受注拡大を目指し、環境負荷軽減に協力する。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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