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環境ニュース[国内]

パナホーム、エネルギー収支ゼロを超える仕様を採用した一戸建て住宅商品発売

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.04.06 【情報源】企業/2015.04.01 発表

 パナホームは、エネルギー収支ゼロを超える環境仕様「ゼロエコ」を採用した一戸建て住宅商品のNEW(ニュー)「CASART(カサート)」を4月1日に発売した。主力商品になっているスマートハウス(環境配慮型住宅)の「CASART」でゼロエコを標準にした。平均的な太陽光発電システムで光熱費が年間約6万3000円プラスになる。
 ゼロエコは、住宅の年間一次エネルギー消費量を正味(ネット)ゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を進めた仕様だ。国が2020年までに、標準的な新築住宅で実現を目指している仕様を先取りする。一戸建て住宅で4月に展開を始めた。パナホームは2018年に一戸建ての100%ZEH化を目標にし、ニューカサートを主力に位置付けた。
 壁や天井に加えて基礎の内側にも断熱材を施した。年間を通して温度が安定している地熱を有効活用し、床下の空気を換気システムを通して各居室に給気する。太陽光発電とリチウムイオン蓄電池を連携させ、太陽光発電の余剰電力や低料金の夜間電力を蓄電池にためる。効率的に放電することで光熱費を抑制するほか、非常時のバックアップ電源にもなる。
 HEMS(住宅エネルギー管理システム)を備え、家全体の消費電力、水道、ガス使用量や部屋ごとのエネルギー消費量を「見える化」して省エネを促す。併せて、消費電力が大きい機器を制御する。2階建て延べ床面積130.46m2に4.61kWの太陽光発電と5.6kWhの蓄電池を含み本体価格は2931万円(税込み)で、初年度に2400棟の販売を計画する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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