一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

東京ガス、九州電力、出光興産とともに石炭火力発電所開発を検討する会社設立

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.05.11 【情報源】企業/2015.05.01 発表

 東京ガスは、九州電力、出光興産とともに石炭火力発電所の開発に向けて検討する新会社「千葉袖ケ浦エナジー」を5月1日に設立した。石炭火力発電所は千葉県袖ケ浦市にある出光のバルクターミナル(石炭の荷揚げ中継基地)敷地内の遊休地に設ける。2016年4月の電力小売りの完全自由化を踏まえ、電力の安価な供給を目指す。
 千葉袖ケ浦エナジーは千葉市美浜区に事務所を置く。資本金は9億9600万円(うち資本準備金4億9800万円)で、3社が均等に出資した。石炭火力発電所開発のための調査・検討を進め、環境影響評価を実施して建設の意思決定を行う。建設が確定した段階で事業会社を立ち上げ、発電した電力の利用や各社の配分などについて決める。
 計画では、建設する石炭火力発電所は出力100万kWの設備を2基備え、最大で同200kWを見込む。エネルギー効率の高い超々臨界圧方式を導入する。同方式は、水の臨界点を超える高温・高圧で運転することで効率を高め、CO2排出量を抑える。2020年代中頃の運転開始を予定する。燃料は石炭に加え、バイオマスとの混焼も検討する。
 電力小売りの完全自由化を受け、各社が保有するバリューチェーン(価値連鎖)などの強みを活用して安全に安定的で安価な電力供給を実施し、エネルギー企業として社会的な要望に応える。環境対策にも万全を期して地域経済に貢献する。3社は、石炭火力発電所の開発を共同検討することで3月に合意し、新会社設立を準備してきた。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク