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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、福島県国見町に建設した汚泥乾燥施設が完成、運転管理業務を開始

エネルギー 原子力】 【掲載日】2015.05.13 【情報源】企業/2015.05.11 発表

 JFEエンジニアリングが地方共同法人の日本下水道事業団から受注して福島県国見町に建設した汚泥乾燥施設が完成した。同県から受託した同施設の運転管理業務を始めた。放射性物質が検出されたことから長期保管されている脱水後の下水汚泥を減容化して容器に封入し、次の処理を行う同県飯館村の施設に搬出できる状態にする。
 この汚泥乾燥施設は国見町にある下水処理施設、県北浄化センター内に造った。JFEエンジはプラント設計・建設、運転管理・解体を請け負った。同浄化センターに保管されている、放射性濃度が1kgあたり8000ベクレル以下の下水汚泥約2万5000tを乾燥処理して約7000tにする。汚泥乾燥施設は稼働率80%で、1日60tの処理能力がある。
 2015年4月に運転管理業務を開始した。2017年3月まで実施し、同年4月〜2018年3月に解体・復旧する。JFEエンジは搬出される下水汚泥の安全性を確保するため、運転期間中に一貫して汚泥の放射性物質調査を行って放射線の管理を万全にするとともに、周辺環境も厳密に管理する。
 運転開始から解体終了までの間、作業環境の空間線量率、空気中の放射能濃度、作業員被ばく量を測定する。JFEエンジは多くの下水汚泥処理プラント施設の設計・建設実績があり、運転管理も手掛けている。この汚泥乾燥施設では、これまでの経験を基に安全で円滑、迅速に業務を進め、東日本大震災被災地の早期復興を後押しする。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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