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環境ニュース[国内]

住友電工、家庭用リチウムイオン蓄電システムの販売を開始、エネルギー効率向上

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.06.12 【情報源】企業/2015.06.10 発表

 住友電気工業は、家庭用リチウムイオン蓄電システム「POWER DEPO(パワーデポ)II」の販売を始めた。独自に開発した電力変換技術を適用し、従来の製品と比べてエネルギー効率を大きく向上させるとともに、小型・軽量化した。太陽光発電システムと連携することもできる。販売パートナーを通じて一般家庭や企業・自治体などに展開する。
 パワーデポIIは容量2.9kWhのリチウムイオン電池を搭載する。出力はAC101V、最大10Aでコンセントを4口備える。充放電に伴うエネルギー損失を独自技術で、従来方式に比べて半減し、同一容量の蓄電池で利用できる蓄積エネルギーを約20%向上させた。これによって、低料金の夜間電力をためて日中に使用する際の電気料金の削減効果がさらに高まる。
 停電するとすぐ蓄電システムからの給電に切り替えるUPS(無停電電源装置)機能と、使用する電力の大きさで充電電力を最大1kWの範囲で制御する機能を搭載する。停電時には、太陽光発電システムのパワーコンディショナー(電流変換器)からの自立出力で充電でき、電力を長時間確保する。充放電回数6000回以上の長寿命も特長だ。
 タワー型形状にキャスターを付けて移動を容易にした。サイズは幅307mm、奥行き550mm、キャスターを含む高さ522mm、重さ59kgとなる。家庭用のコンセントに接続するだけで工事不要で使用できる。無駄を省いたシステム設計で価格も抑えた。経済産業省の「定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業費補助金」対象機器の登録を申請している。【京セラ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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