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環境ニュース[国内]

三菱地所・NEC、自然エネルギーを活用したEV・PHV向けの有料充電サービス開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.07.31 【情報源】企業/2015.07.29 発表

 三菱地所とNECは、自然エネルギーを活用した電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)向けの有料充電サービスを8月から順次始める。三菱地所グループのオフィスビル、商業施設など10カ所にNECの普通充電器を設置し、風力発電グリーン電力証書を使う。EV・PHVの走行時に加え、充電用の電力発電でもCO2排出量をゼロにできる。
 グリーン電力証書を使用する実用的なEV・PHV充電設備を民間企業が複数施設に導入するのは日本初という。東京・千代田区の駐車場、丸の内パークインで8月に開始し、その後12月までに都内のビル、商業施設や仙台市のホテル、横浜市のビルでも始める。充電器は計437台にのぼり、東京・豊島区のビル、サンシャインシティには180台を設置する。
 各施設にはNECが開発したEV・PHV用の壁掛け型普通充電器を入れる。併せて、複数の充電器の利用者認証や課金管理、監視・制御などを一元的に行う、NECの壁掛け型充電コントローラーも設け、有料の充電サービスを提供する。国内自動車4社などの出資で充電サービス事業を手掛ける、日本充電サービスが充電カードを発行するほか、電子マネーの決済にも対応する。
 今後EV・PHVの増加が予想されることからサービスの展開を決めた。風力発電による自然エネルギーグリーン電力証書は三菱地所が購入する。同証書は再生可能エネルギーで発電した電気の環境付加価値を取引する制度で、証書を購入すると自然エネルギーで発電した電力を利用したとみなされる。この仕組みでCO2排出のないサービスを実現する。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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