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環境ニュース[国内]

丸紅、福島県相馬市のメガソーラープロジェクト向けに太陽電池モジュールを受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.08.04 【情報源】企業/2015.07.30 発表

 丸紅は、福島県相馬市のメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクト向けに太陽電池モジュールを受注した。発電所は九電工などが設立する事業会社「レナトス相馬ソーラーパーク」が、2011年3月の東日本大震災に伴う津波で被災した土地に開発する。2017年6月の運転開始を予定し、丸紅は順次、モジュールを納入する。
 メガソーラーは相馬市磯部地区の海岸近くに造る。同地区は津波による塩害で農作が困難になり、2015年3月に転用が認められた。発電所は約70万m2(70ha)の面積があり、最大出力は約52.5MW(5万2500kW)となる。年間で約6000万kWhの発電電力量を予想している。これは一般家庭約1万6660世帯が年間に消費する電力量にあたる。
 丸紅は、韓国メーカーのハンファQセルズ製の太陽電池モジュール約19万8000枚を納入し、被災した土地の再活用と復興を後押しする。ハンファQセルズのモジュールは多くの販売実績があり、信頼性が高いという。レナトス相馬ソーラーパークは地元企業を含む5社が出資し、比率は九電工が40%、オリックスが30%などとなる。
 地域貢献として発電事業の収益の一部を地元の農業振興に寄付するほか、保守・メンテナンス業務を委託することで地域の雇用創出などを図る。丸紅は太陽光発電市場でこれまで約20年間、原材料や製品、周辺部材の販売を手掛け、太陽電池モジュールは大規模太陽光発電所から中規模発電所、住宅向けまで幅広く展開している。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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