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環境ニュース[国内]

伊藤忠商事、アジアのリサイクル事業を強化、総合リサイクルの共同会社を設立

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.08.26 【情報源】企業/2015.08.24 発表

 伊藤忠商事は、アジアのリサイクル事業を強化する。中国の再生資源加工子会社、大連新緑再生資源加工(大連市)を金属再生大手の斉合天地集団(香港)に売却し、斉合天地の株式を一部引き受ける。併せて、伊藤忠100%子会社で金属リサイクルの伊藤忠メタルズと斉合天地などが、総合リサイクルビジネスの共同出資会社を香港に設立する。
 大連新緑は、伊藤忠グループと、北海道でリサイクル事業を行う鈴木商会(札幌市中央区)が主要株主になって2010年10月に立ち上げた総合リサイクル会社で、大連市の長興島臨海工業区にある。伊藤忠と鈴木商会は、大連新緑の成長には現地の有力パートナーが必要と考え、今回、斉合天地に全株式を譲渡して操業・運営を引き渡すことにした。
 同時に斉合天地の株主の地位を確保し、伊藤忠が強みを持つ商取引分野に特化するとともに、鈴木商会の先進的なリサイクル技術を生かした支援を行うことで、成長が見込まれるアジアでリサイクルビジネスが強化できると判断した。斉合天地は中国と香港に4カ所の拠点を設け、欧米などから年間約50万〜70万tの金属スクラップを輸入している。
 鈴木商会は北海道に25カ所の事業所を保有し、道全域でリサイクル事業を手掛ける。伊藤忠メタルズは、全国81社のリサイクル事業者のネットワークで鉄スクラップを扱い、金属リサイクルビジネスを国内外で展開している。伊藤忠は、一連の提携を通じて各社の強みと大連新緑の加工能力を活用した国際的なリサイクルネットワークを構築する。【伊藤忠商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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