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環境ニュース[国内]

三菱レイヨン、三菱化学のリサイクル子会社と炭素繊維リサイクルの事業化を推進

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.04.08 【情報源】企業/2015.04.02 発表

 三菱レイヨンは、三菱化学100%子会社で環境リサイクル事業を実施している新菱と、炭素繊維リサイクルの事業化を共同で推進する。東レ、帝人グループで炭素繊維・複合材料の東邦テナックスと3社で設立した炭素繊維リサイクル技術開発組合が3月31日に解散したことに伴い、4月から新菱とともに、技術の向上と事業化への検討を行う。
 炭素繊維は軽量化効果から製品のライフサイクルでCO2を大幅に低減できる。自動車や航空機への採用が拡大しているほか、天然ガス車や燃料電池車の圧縮ガスタンク、風力発電の翼などの素材として需要増が期待される。それに合わせてリサイクルの関心も高まり、三菱レイヨンなど3社は2012年4月にリサイクル技術開発組合を立ち上げた。
 リサイクル技術開発組合は、3年間の活動で製造技術の開発という当初目標を達成し、活動を終えた。三菱レイヨンはこれを受け、リサイクル事業で実績がある新菱と炭素繊維リサイクルの取り組みを続けることにした。新菱は、三菱化学黒崎事業所(北九州市八幡西区)内の工場に、炭素繊維リサイクルのための試験設備を6月に新設する。
 三菱レイヨンは自動車用途を中心に産業分野で炭素繊維を積極的に展開している。新菱は化学技術をベースに環境リサイクル、半導体関連リサイクル太陽電池関連事業などの事業を手掛ける。炭素繊維を有効利用するためにリサイクルシステムの確立が求められる中、両社は炭素繊維事業とリサイクル事業の経験を生かして事業化を目指す。【三菱レイヨン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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