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環境ニュース[国内]

NEC、気象予報から太陽光発電量を予測して蓄電システムを制御するHEMSを発売

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.10.13 【情報源】企業/2015.10.08 発表

 NECは、気象予報から翌日の太陽光発電量を予測し、自社製小型蓄電システムの充電のタイミングを自動制御するHEMS(住宅エネルギー管理システム)を10月8日に発売した。住宅メーカーや太陽光発電メーカーなどの事業者に提供し、11月下旬に出荷を始める。太陽光発電や低料金の深夜電力などのエネルギーを効率的に貯蔵して利用できる。
 事業者への展開で一次エネルギー消費量を実質年間ゼロにする「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」実現につなげる。太陽光発電量の予測は、例えば気象予報で翌日が曇りの場合は日中の太陽光発電量が少ないと想定される。このため深夜電力を使って前日に充電する。蓄電システムを効率的に利用でき、経済性を高められる。
 リビングやキッチンなどブレーカーごとの電力消費量の計測・「見える化」に加え、スマートメーター(通信機能付き電力量計)から家全体の正確な電力消費量データが受信できる。計測データは瞬間値、日別、月別、年別などさまざまな集計が可能で、省エネ意識を向上させる。事業者は蓄積したデータを生かして新たなサービスが創出できる。
 電力消費量や太陽光発電量などを集計・加工した“傾向データ”の活用は、オプションサービスとした。NECは今後、電力測定機能を持つ他社製の機器への対応を図る。第1弾でオムロンの住宅向け太陽光発電用計測ユニットとの連携を計画している。インターネットを介する情報収集装置とHEMSサービスで構成する。3年で10万台の販売を目標にした。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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