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環境ニュース[国内]

東芝、生成エネルギーが消費量を上回るビル構築実証をフランス・リヨンで開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.09.29 【情報源】企業/2015.09.18 発表

 東芝は、生成エネルギーが消費量を上回る「ポジティブ・エナジ−・ビルディング(PEB)」構築の実証をフランス・リヨン市で始めた。再生可能エネルギー、蓄電池、省エネ機器などを導入する。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「フランス・リヨン再開発地域におけるスマートコミュニティ実証事業」となる。
 リヨン市に新設されたオフィス・住居・店舗の複合ビルに、蓄電池、冷水蓄熱用蓄熱物質などの蓄エネ機器、LED(発光ダイオード)照明などの省エネ機器と併せて、太陽光発電コージェネレーション熱電併給)、吸収式冷凍機などの創エネ機器を設置する。これらをEMS(エネルギー管理システム)で統合管理し、エネルギー消費量を10%以上削減する。
 オフィスと共用部にはBEMS(ビルエネルギー管理システム)を入れ、電気と熱による創エネ・蓄エネの量を最適にすることで運用コストを最小限に抑えながらPEBを達成する。加えて、東芝が開発した画像人感センサーを活用して在室状況や日照の状態に合わせてオフィスの空調、照明、ブラインドを細かく制御し、エネルギーの無駄な消費を削減する。
 住居部分は東芝のHEMS(住宅エネルギー管理システム)を備える。居住者の行動を推定して、生活に応じて暖房の運転モードを変更するなど機器を自動制御する。NEDOの実証事業は、日本企業各社の技術を活用した、エネルギーの国際的な有効利用を目指す。東芝が取りまとめ企業として一括で受託した。これまでに太陽光を活用した電気自動車シェアリングなどの実証を始めている。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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