一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱重工、カンボジア「スマートシティ構想」で道路交通ソリューションを開発

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.10.27 【情報源】企業/2015.10.22 発表

 三菱重工業は、カンボジアの首都プノンペン市で進められる無線制御技術を使った「プノンペンスマートシティ(環境配慮型都市)構想」で、ICT(情報通信技術)を活用した道路交通ソリューション技術を開発する。同構想を推進するミネベアと協業することで合意し、覚書を結んだ。両社は密接に連携しながら、共同で技術開発を行う。
 ミネベアは、カンボジアでプノンペン市とアンコールワット周辺など5カ所に、約9000本の高効率LED(発光ダイオード)街路灯を設置する計画を展開している。LED街路灯は無線ネットワークにつないで自動で調光制御し、電力使用量を大幅に削減する。「二国間制度(JCM)を利用したプロジェクト設備補助事業」への採択が内定している。
 ミネベアはさらに、街路灯を通信基地として機能させることでプノンペン市をスマートシティーにする考えで、三菱重工はこの構想の実現に向け、道路交通に関するさまざまな技術をミネベアに対して提供し、共同で技術を開発する。三菱重工は道路交通システムについて、東南アジアを中心に海外展開を積極化させている。
 三菱重工は、電波個体識別タグを使用した新興国向け自動料金収受システム(ETC)や道路情報を収集・配信する交通管制システムなどの高度道路交通システム(ITS)ソリューションを持つ。ミネベアは精密部品メーカーで極小ベアリングの世界シェアトップだが、新たな事業領域として無線通信や照明・センサー分野に進出している。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク