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環境ニュース[国内]

三井不動産、「柏の葉スマートシティ」で電力貯蔵用電池システムの運転を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.02.02 【情報源】企業/2015.01.28 発表

 三井不動産は、千葉県柏市で街作りを進めているスマートシティー(環境配慮型都市)「柏の葉スマートシティ」に、電力貯蔵用の電池システムを設置し、1月に運転を始めた。太陽光発電や蓄電池などの分散電源エネルギーを街区間で相互に融通するスマートグリッド(次世代送電網)が本格的に稼動し、街全体で電力のピークカットを実現する。
 自営の分散電源や送電線を使って公道をまたいで街区間で電力を相互融通する日本初のケースとなる。商業施設「ららぽーと柏の葉」に日本ガイシの「NAS電池システム」を入れた。これまでららぽーと柏の葉にホテル・オフィス「ゲートスクエア」から一方的に供給していたが、平日の電力需要が高まるゲートスクエアに供給できるようになった。
 休日は商業施設の電力需要が高まることから、ゲートスクエアからららぽーと柏の葉に電力を供給する。ゲートスクエアとららぽーと柏の葉は公道をはさんで位置している。導入したNAS電池システムは、定格入力、出力とも1800kW、定格容量は7.2時間放電で1万2960kWhある。平常時の電力負荷の平準化や、非常用電源として稼動する機能を備える。
 NAS電池は硫黄とナトリウムイオンの化学反応で充放電を繰り返す蓄電池で、蓄電池の約3分の1のサイズで15年間、安定した電力供給ができる。この取り組みによって柏の葉スマートシティで約26%の電力ピークカットを行う。ゲートスクエアとららぽーと柏の葉の両施設を合わせ、電気料金削減などで年間約1000万円の経済的利点を見込む。【三井不動産(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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