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環境ニュース[国内]

東京ガス、建設中の「日立LNG基地」に第1船となるLPG船が入港、試運転を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.11.09 【情報源】企業/2015.11.05 発表

 東京ガスが茨城県日立市の茨城港日立港区内で建設中の「日立LNG基地」に、第1船となるLPG船が11月9日に入港し、試運転を始める。試運転期間中の12月1日にはLNG船も入り、設備や機器の機能を確認する。2016年3月の営業運転開始に合わせ、同基地を始点にするパイプラインも稼働を始める予定になっている。
 日立LNG基地は、今後の天然ガス需要の増加に対応する製造・供給インフラの柱にするために計画した。約10万4000m2の敷地面積があり、LNG船やLPG船を受け入れる大型桟橋と、容量23万kLのLNGタンク1基、ガスを製造するLNG気化設備3基、LNGのローリー出荷施設6レーン、熱量調整用のLPGタンク(容量5万kL)などを備えている。
 試運転では、LPG船で届いたLPGをタンクに入れて、LPGに関連する設備や機器を調べる。その後LNGについてもタンクに受け入れ、LNG気化器などの機能確認と総合調整を進める。設備や機器の機能確認中はLPGやLNGの一部が気化して発生するガスの品質が一定ではないことから、12月下旬まで燃焼処理(フレア放散)する。
 気化して発生するガスの成分は家庭で使われる都市ガスやプロパンガスの主成分と同じで、より安全に処理するためにそのまま放散することなく、フレア放散する必要がある。日立LNG基地とともに稼働するパイプラインは、栃木県真岡市を結ぶ「茨城〜栃木幹線」(長さ約81km)と呼び、真岡市で既存のパイプラインと接続する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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