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環境ニュース[国内]

積水化学、太陽光発電・HEMS・蓄電池搭載住宅の91%が完全ゼロエネルギー達成

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.11.09 【情報源】企業/2015.11.04 発表

 積水化学工業は、住宅ブランド「セキスイハイム」の住宅商品「スマートパワーステーション」シリーズの1年間の電力量収支を調査した。同商品は大容量太陽光発電システムと住宅エネルギー管理システム(HEMS)、定置型大容量リチウムイオン蓄電池を搭載している。調査では、太陽光発電の搭載容量が大きく発電電力量が多いことから、91%が完全なゼロエネルギーを達成していたことが分かった。
 スマートパワーステーションは、標準的な規模でも発電電力量が消費電力を上回るゼロエネルギーが可能な住宅として、2013年10月に発売した。調査は、オール電化で太陽光発電・HEMSを備えるスマートパワーステーションの166戸(うち蓄電池搭載は70戸)を対象に、2014年10月〜2015年9月の消費電力量、発電電力量などをHEMSサーバー内のデータで分析した。
 全体の91%は発電電力量が消費電力量を上回る完全なゼロエネルギーだったほか、7%は一部家電の消費電力量を除いてゼロエネルギーを実現していた。太陽光発電とHEMSを装備するセキスイハイムで、2014年1月〜12月の住宅全体の消費電力量を調査した結果は、それぞれ17%、49%で、スマートパワーステーションは完全ゼロエネルギーの比率が大幅に増えた。
 電力量収支は平均で年間4299kWhのマイナスとなり、料金収支は太陽光発電による売電額の34万4045円に対し、買電額は12万473円で22万3572円の収益となった。搭載する太陽光発電の容量は10.39kW、発電量は年間1万1829kWhにのぼっている。太陽光発電とHEMSを備えるセキスイハイム住宅全体の2014年1月〜12月調査では電力量収支は2246kWhのプラスだった。【積水化学工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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