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環境ニュース[国内]

ローム、特定小電力無線通信モジュールがHEMSに適した無線通信規格の認証取得

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.12.03 【情報源】企業/2015.11.27 発表

 ロームの特定小電力無線通信モジュールが、国際無線通信規格「Wi-SUN」の新たな規格で住宅エネルギー管理システム(HEMS)に適した「Wi-SUN HAN(ホーム・エリア・ネットワーク)」の認証を世界で初めて取得した。まず対応ソフトの提供を開始し、汎用(はんよう)無線通信モジュールとして、2016年1月に量産・販売を始める。
 Wi-SUN HANは、業界団体のWi-SUNアライアンスが新しく策定した無線通信規格で、HEMSコントローラーやエアコン、照明などのHEMS機器に適している。従来のWi-SUNの規格がスマートメーター(次世代電力量計)とHEMSコントローラー間の1対1の通信なのに対し、Wi-SUN HANはHEMSコントローラーと各家電機器をつなぐ1対多の通信が可能になる。
 ロームはWi-SUN規格の汎用無線通信モジュールを量産しているが、今回Wi-SUN HANに対応したソフトを開発し、Wi-SUN HANと、Wi-SUNアライアンスが認めた参照標準となるWi-SUN無線機の「CTBU」認証を取得した。HANはHEMSコントローラーとHEMS機器をつなぐネットワークを指し、現在は有線や無線などさまざまな通信技術が使用されている。
 HANの無線通信では無線LANやBluetooth(ブルートゥース)などが使われているが、各電力会社がスマートメーターとHEMSコントローラーの無線通信にWi-SUNを利用することを決めたため、HAN側でも同じようにWi-SUNを採用する動きが高まっている。HEMS市場の活発化に伴ってWi-SUNの普及が期待される中、ロームはいち早く認証を取得した。【ローム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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