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環境ニュース[国内]

大栄環境、金属リサイクル会社とリサイクル事業の共同出資会社設立、基盤を強化

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.12.14 【情報源】企業/2015.12.10 発表

 廃棄物処理の大栄環境ホールディングス(神戸市東灘区)は、金属リサイクル事業のスズトクホールディングス(東京・千代田区)と廃棄物処理・リサイクル事業の共同出資会社「メジャー ヴィーナス・ジャパン(MVJ)」を12月10日に設立した。両社の資本や技術、ノウハウを活用して事業基盤の強化を図り、競争力の高い企業グループを構築する。
 MVJは資本金1億円で両社が折半出資し、東京・千代田区に本社を置いた。ヴィーナスは英語で静脈を意味し、静脈産業と呼ばれるリサイクル産業で日本を代表するメジャーを目指す思いを込めた。両社はともに業界最大手で、大栄環境は中部・関西、スズトクは関東を中心に事業を実施している。10月に締結した包括提携に基づいてMVJを立ち上げた。
 MVJは、両社の施設間の連携と顧客窓口の共有を前提に、さまざまな廃棄物や循環資源が受け入れられる総合ソリューションの営業窓口を担う。両社を中心にした全国ネットワークを活用して廃棄物の効率的な処理と循環資源の売買を行う廃棄物管理・処理システムを提案する。廃棄物と循環資源の両方が取り扱えるモデル施設の整備も進める。
 加えて、今後の全国や世界での事業展開に向けて相乗効果が期待できるリサイクル技術や施設を積極的に取り込む事業買収を手掛け、業界全体の再編や振興によるリサイクルビジネスの活性化を推進する。このほか次世代の技術や設備の商用化を視野に入れた研究開発活動にも取り組み、環境省や経済産業省の実現可能性調査への参画も予定している。【大栄環境ホールディングス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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