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環境ニュース[国内]

サントリー食品インターナショナル、植物由来原料30%の飲料PETキャップ導入

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.01.14 【情報源】企業/2016.01.08 発表

 サントリーホールディングス傘下でソフトドリンクのサントリー食品インターナショナルは、植物由来原料を30%使用した飲料用PETボトルのキャップを世界で初めて導入する。ミネラルウオーター「サントリー天然水」ブランドで今春から展開する。九州熊本工場(熊本県嘉島町)の「阿蘇の天然水」(550mL)の年間約2600万本で始める。
 新しいPETボトルキャップによって、現行のPETボトルキャップに比べて石油由来原料の使用量を約3割削減し、CO2排出量を21%削減できるようになる。サントリー天然水では550mLのPETボトルに植物由来原料を30%使うなど、環境負荷低減を進めていて、今回の取り組みでボトル、キャップ、ラベルの全てで環境に配慮したパッケージが実現した。
 サントリー天然水の550mLのPETボトルは、今回の新キャップにより、キャップ直径が30mmのPETボトルでは国産最軽量となる。同時に、植物由来原料を30%使ったPETボトルは、国産ミネラルウオーターの500〜600mLのPETボトルの中で最も軽くなっている。さらに、ペットボトルのラベルには再生PET樹脂を80%使用し、国産で最も薄く、流通時の段ボールには古紙を約90%使っている。
 サントリーグループはPETボトルの容器に関して独自の「2R+B」戦略を推進している。2R+Bはリデュースリサイクル+バイオを意味し、樹脂使用量の削減と再生素材の使用で資源を有効に利用しながら、できる範囲で石油由来の原料を再生可能原料で代替していく考え方を意味する。今後もニーズに合わせた商品開発や容器の環境対策を進める。【サントリー食品インターナショナル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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