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環境ニュース[国内]

富士通、住宅機器を制御するクラウド型HEMSで太陽光発電の出力を制御する実験実施

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.02.08 【情報源】企業/2016.02.03 発表

 富士通は、住宅機器を制御するクラウド型のHEMS(住宅エネルギー管理システム)で、太陽光発電の出力を制御する実証実験を実施している。クラウド型はインターネットを介してソフト・サービスを提供する仕組みだ。東京電力が資源エネルギー庁から採択された「次世代双方向通信出力制御緊急実証事業」に協力し、太陽光発電の状況をリアルタイムに把握してすることで制御する。
 住宅やオフィス、店舗、工場にある各種センサーや機器を、効率的にネットワークに接続して管理・制御する富士通のソリューションを活用した。複数の異なるプロトコル(手順)やメーカー間のインターフェース(規格)を標準化し、共通のインターフェースで機器を制御するクラウド型HEMSを実現する。さまざまなサービスを一括して管理できる。
 エネルギー利用の検証施設に設置した、出力制御指令を発信するサーバーと、同施設のスマートハウス(次世代型環境配慮住宅)環境、東京電力技術開発センターの太陽光発電設備をクラウド型HEMSで双方向に結ぶ。これによってリアルタイムで太陽光発電状況を把握しながら、よりきめ細かい出力制御を可能にする。実証は2015年12月〜2016年2月まで行う。
 富士通は今後、実証実験のHEMS構築に利用した統一的なインターフェースで、クラウドから多種多様な機器を制御するネットワーク技術をベースに、住宅機器をはじめとした、機器制御のための効率的で高品質なシステムを提供する。各サービス事業者が展開する住宅や企業の機器・環境情報を基にした新サービス創出に向け、システムの構築を支援する。【富士通(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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