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環境ニュース[国内]

三井物産、米国の分散エネルギーリソース群制御ソフトサービス会社に出資参画

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.02.29 【情報源】企業/2016.02.24 発表

 三井物産は、米国のサンバージエナジーに出資参画した。同社は、分散エネルギーリソース(資産)の“群制御”ソフトサービスを手掛けている。群制御ソフトはさまざまなメーカーの蓄電システムや屋根置き太陽光発電などの自家発電、電気自動車といった分散エネルギーリソースが接続でき、ソフトを活用して次世代電力事業の分野で、新規事業の創出を推進する。
 群制御は、独立して存在する個別の機器を同時に操作することで効率的で、合理的な運用を目指す制御方式を意味する。ロボットや航空機などの分野でも開発されている。サンバージエナジーはカリフォルニア州にあり、2009年の設立で約50人の従業員がいる。分散エネルギーリソースの群制御ICT(情報通信技術)基盤と蓄電システムを手掛ける。
 サンバージエナジーは各家庭の太陽光発電に蓄電システムを併設し、自社ソフトで蓄電池と太陽光発電を群にして統合制御するサービスを実用化した。対象は、電力会社や送配電系統運用者、電力小売り事業者などだ。先進国で住宅の屋根置き太陽光発電が普及する一方、問題とされる送配電系統への負担増加や煩雑な需給調整などの課題を解決する。
 送配電系統の状況に合わせ、蓄電池の充放電や太陽光発電から系統への送電可否など、最適な組み合わせで分散エネルギーリソースを制御し、効率的で安定した運用を実現する。三井物産は太陽光発電や蓄電池を1つの発電所のように群制御して、需給バランスを最適化するバーチャルパワープラント(仮想発電所)のビジネスモデル実現を目指す。【三井物産(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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