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環境ニュース[国内]

清水建設が設計・施工した順天堂医院の建物、環境性能評価「LEEDゴールド認証」を取得

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2016.10.18 【情報源】企業/2016.10.12 発表

 清水建設が環境配慮型の病院を目指して設計・施工した順天堂医院B棟(東京・本郷)が、環境性能評価「LEEDヘルスケア(医療施設)版ゴールド認証」を取得した。ヘルスケア版の認証取得は国内で初めてとなる。独自の放射空調システムでの省エネ・快適性向上などが評価され、一括請負による構造・設備・施工の緊密な連携も認められた。

 LEEDは米国グリーンビルディング協議会(USGBC)が実施する建築物の環境総合性能評価指標で、上位からプラチナ、ゴールド、シルバー、標準の4段階がある。環境先進企業のブランディングやファンドの建物性能などに活用されている。ヘルスケア版は2011年に新設された。世界で36件しか事例がなく、日本では順天堂医院B棟が最初となった。

 LEEDヘルスケア版の認証は設計終了時と施工終了時に審査される。審査は、持続可能な立地、水効率、エネルギー・大気、資材・資源、室内環境品質の主要5分野と、設計革新性、地域特性への対応の2分野、計7分野を対象に行う。順天堂医院B棟は地上21階、地下3階、高さ99.72mで、延べ床面積は4万5089m2だ。学校法人順天堂が発注して清水建設が手掛け、4月に完成した。

 放射空調システムに加え、医療機器の洗浄・設備用水まで含めた節水や、屋上庭園などでの敷地緑化、リサイクル建材の採用、施工中の室内環境管理なども評価された。地震時に各種設備を継続稼働させるBCP(事業継続計画)も認められた。清水建設は順天堂医院B棟を弾みに、効果的で効率的なLEED認証取得を提案して案件の受注に結び付ける。【清水建設】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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