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環境ニュース[国内]

日本アジアグループ、傘下の国際航業が北海道室蘭市に開発したメガソーラーが完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.10.27 【情報源】企業/2016.10.21 発表

 国際航業が、北海道室蘭市に開発したメガソーラー(大規模太陽光発電所)「室蘭ソーラーウェイ」が完成した。同社は日本アジアグループのグループ企業で、社会インフラ整備・運用コンサルティングなどを手掛けている。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて北海道電力に全量を売電する。10月14日に売電を始めた。

 室蘭ソーラーウェイは、個人が所有する約4万m2の未利用地に造った。1462kWの(1.462MW)出力があり、162万6000kWhの年間発電電力量を想定する。これは一般家庭約288世帯の年間消費電力量に相当し、杉の木3万6529本分のCO2削減効果を見込む。国際航業が土地の使用料を支払って発電所を運営し、売電収入を得る枠組みだ。

 カナダ本社の太陽電池メーカー、カナディアン・ソーラー・ジャパンのパネルを採用した。設計・調達・建設(EPC)はNECネッツエスアイが担当し、4月に工事を始めて10月に完成した。災害時に非常用電源に使用できるよう自立運転機能付きのパワーコンディショナー(電流変換器)、蓄電池、非常用コンセントなども併設した。

 除草、除雪、維持管理の一部を地元に委託することで地域への経済効果もあり、設備を生かした環境教育で室蘭市と協業する。国際航業は自治体のマスタープランと連携した分散型エネルギーの設置運営を展開する。日本アジアグループは太陽光発電所の開発を推進し、売電事業では約50カ所・8万kW(80MW)近くが稼働している。【日本アジアグループ株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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