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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2016年に世界経済は成長したがCO2排出量は3年連続の横ばいであったと報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.03.31 【情報源】国際機関/2017.03.17 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、2016年に世界経済は3.1%成長した一方、エネルギー関連のCO2排出量は321億トンと3年連続で横ばいであったと報告した。再生可能エネルギーの普及拡大や、石炭から天然ガスへの転換、エネルギー効率化、世界経済の構造転換の結果だという。CO2排出量は二大排出国のアメリカと中国で減少しており、なかでも3%減のアメリカは1992年以降で最も低い水準となった。同国では、シェールガスの供給量が急増し、天然ガスによる電力生産が石炭によるそれを初めて上回った。中国でも石炭需要の低下によってCO2排出量は1%減少した。また、EU地域においても天然ガスの需要増と石炭の需要減がみられた。IEAによれば、世界の電力需要増の半分以上が再生可能エネルギーで賄われたことになる(このうち半分は水力発電)。経済成長とCO2排出抑制の両立が進行している背景には、市場力学や技術進歩、気候変動大気汚染への懸念といった要因が挙げられるが、ただし、現状のままでは世界の気温上昇を2℃未満に抑えるには不十分だという。【国際エネルギー機関

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