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環境ニュース[国内]

イギリス、ガソリン・ディーゼル車の販売終了を含む二酸化窒素汚染対策を公表

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.08.09 【情報源】/2017.07.26 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)と運輸省(DfT)は、自動車の排ガスによる道路沿いの二酸化窒素(NO2)汚染対策をまとめた新たな計画を発表した。計画では、2040年までにディーゼルとガソリンを用いる従来型の乗用車とバンの新車販売を終了する方針を打ち出した。また、排ガス汚染は地域によって異なることから、自治体が地域の大気質浄化計画を策定することを求めている。自治体の計画実施を支援するため、政府は2億5500万ポンドを用意する。DEFRAは自治体による具体策として渋滞緩和のための道路の変更や低排出車の導入促進、公共交通の改良など様々な改善策を推奨し、そのための資金も用意する。汚染車の通行規制や課金制度などの規制的措置は、こうした改善策が有効でない場合にのみ検討するよう優先順位をつけた。
 大気汚染はイギリス国民の健康を脅かす最大の環境リスクで、大気汚染によって損なわれた生産性は27億ポンドに上った(2012年)という。政府は、自動車以外の汚染源も対象とする包括的な大気浄化戦略を2018年に公表する予定で、今回の計画はその一部となる。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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